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研究室についてのあれこれ

  • どんな研究をしているの?
    食のデータサイエンス研究室(NEDS)は、栄養疫学の研究方法を用いて、食と健康の関係について解明する研究を行い、正しい健康・食の情報を発信しています。詳しい研究内容は各研究ページをCheckしてみてください。
  • 卒業論文はいつから作成するの?
    3年生前期の準備期間を経て、夏休みのゼミからテーマを決めて本格的に卒業研究を行います。データ収集や解析を4年生前半くらいまでに進め、4年の夏休みから執筆しはじめる方が多いです。
  • 食のデータサイエンスって何?
    データサイエンスとは分野の専門知識、プログラミング等のITスキル、数学および統計の知識を組み合わたデータに基づく合理的・論理的な判断を導き出す研究分野です。値、テキスト、画像、ビデオ、オーディオなどのデータから機械学習させるAIはデータサイエンスの技術で構築しているものの代表例です。身近なことがデータに基づく分析結果から展開されていたりします。そのため、データサイエンスは近年注目度の高い分野となっています。食のデータサイエンスとは、食事からの栄養素や生活習慣のデータを収集・解析して、地域社会が抱えている食と健康の問題を把握・分析します。また、そこで明らかになったことを、より良い食生活の提案や、食環境を向上させる実践活動につなげます。
  • 栄養疫学って何?
    食と健康の関係について、人の集団を対象として調べる研究の方法です。集団の栄養素摂取状況や関連する健康状態が把握でき、得られた成果は「健康的な生活を送るためにはどのような食生活を送れば良いか」を定めるための大切な科学的根拠(エビデンス)として社会に還元されます。食事を通して疾病予防や生活習慣改善に大きく貢献される学問であり、重要かつ社会貢献度の高い分野です。
  • データサイエンスは将来どういう風に役立つの?
    データサイエンスでは、データを整理・分析するためのプログラミングなどのITスキルや統計解析スキルとデータ分析を解釈する論理的思考、問題解決に必要な専門知識が融合します。食の専門家として、ある問題に対し、経験や憶測で判断して解決に導くのではなく、集計したデータから道筋立てて結論づけて問題解決や意思決定を行うスキルが必要です。データサイエンスはこれらのスキルが養われます。これらのスキルはどの業界・分野に問わず社会でとても重宝されるスキルです。また、実際に対象者さんとして一般の方と関わりながら、食事調査やアンケート調査を実施しますので、コミュニケーションスキルも身に付きます。
  • 研究が世の中にどう役に立つの?
    疫学研究によって社会還元されていることはたくさんあります。例えば、機能性表示食品や特定保健機能食品は人を対象とした研究成果によって表示を許可されている食品です。また、食事調査や生活習慣の実態を研究によって明らかにすることで人々の健康のために必要な政策や対策のエビデンス(科学的根拠)として用いられ、がんや生活習慣病予防対策のための食生活改善方法の提案や食育をはじめとする保健医療分野の栄養教育の実践に貢献します。
  • 指導教員の人柄は?
    食のデータサイエンス研究室(NEDS)の長、石原先生はとても明るくて気さくな先生です。お忙しいときも優しく、時には厳しくかつ的確にご指導してくださいます。 NEDSの頼れるパワフルguy、山本先生はきめ細やかなサポートやフォローをしてくれる先生です。山本先生に助けられた学生さんは沢山いるのでは?いつも的確な質問を投げかけてくれます。そして実験もできる先生です。 特任助教の中舘先生は食品安全委員会の研究を進めています。実は社交ダンスの選手でもあり、研究室のきれいで頼れるお姉さん的存在です。 NEDSの先生方は研究活動するときはやるときはやる、休む時は休む、メリハリを持っていますので、みなさんも真似して卒論研究実践してくださいね。
  • 研究室の配属人数は?
    例年15人前後配属されている印象です。学部生の男女比は男子が多いです。女子の皆さんもぜひぜひ!
  • 研究室の学生の雰囲気は?
    個性豊かなメンバーが揃っています。研究室に配属されてから仲良くなったとかもあるとか、無いとか、、入ってみれば分かりますよ。研究室で料理してみんなで食べている様子をよく見かけます。教員・スタッフもおすそ分けしてもらっています。
  • 学生のコアタイムは?
    月~金 授業を除く9:00~17:00です。
  • 休日の過ごし方は?
    休日にデータ収集のための調査が入ることがありますが、それ以外の日はお休みです。発想力を養うには、休んで研究以外のことをするのも大切です。
  • 卒業後の進路は?
    食品メーカーや飲食業界に就職する方が多いです。また、IT系などのデータを取り扱う企業に就職した卒業生もいます。
  • 学会への参加や発表の場はある?
    あります。 学部生でも卒業論文テーマによっては学会発表や論文投稿まで実施した卒業生もいます。必須というよりかは本人のやる気と主体性に任されます。卒業研究は主体的に実施するものなので、人によって大きく進捗状況が異なります。大学院生は学会発表・論文投稿に勤しんでいます。
  • 大学院進学へ進む先輩の数は?
    現在進学している大学院生はスタッフ紹介をCheckしてください。残念ながら内部から進学した学生さんがまだいません。ぜひ、ぜひ、進学して欲しいです。卒業研究だけでは触りしか研究に携われません。大学院生には研究の主幹に携わってもらうので、よりその研究の重要度や責任感が強くなり、その分達成感を大きくなりますよ。
  • ゼミ(ジャーナルクラブ)は週に何回あるの?
    ゼミは3,4年合同で週に1回あります。 主に世の中に発表されている疫学研究の論文(ジャーナル)で興味のあるジャンルや卒業研究テーマにあったものを担当者は論文を読んで紹介してもらうジャーナルクラブを実施しています。論文を読む、理解する、相手にわかりやすく伝える力が習得できます。また、月に1度、各研究班の進捗報告会を実施し、それぞれの研究進捗を研究室メンバーに向けて報告してもらいます。4年の最後に行われる卒論報告会の練習にもなりますし、各研究班の進捗や研究内容が分かり、終了後は一喜一憂している学生をよく見かけます。
  • 企業や他大学と共同研究をしているの?
    疫学研究では大学の外に出て、人と接する調査をフットワーク軽く行います。多くの研究者の協力体制が必要です。国立がん研究センターを始め、大阪大学、奈良女子大学、京都大学、東北大学、相模女子大学など、他施設との共同研究も多く行っています。市町村などの自治体や企業とも連携して研究を行うこともあります。
  • 研究方針は(チームor個人で研究を進めるの)?
    主に研究班に分かれて活動します。 テーマによっては個人になる場合もありますが、多くはチームなって卒業研究を遂行します。また、研究班の垣根を越えて、調査実施の際はお手伝いしてもらう時もあります。
  • 就活や院試勉強中は研究を休んでも大丈夫?
    就職活動や何か用事で休む場合は事前に指導教員へ連絡が必要です。 方法については所属後に連絡があります。学年が上がると予定が沢山あり、何を優先順位を高くするか悩むと思いますが、そういうときこそ自己管理能力を計画を立てる習慣を付けましょう。迷うことは自己判断せず、事前に教員へ相談・連絡してください。
  • 研究室と実験室の場所、実験環境は?
    研究室はスタッフルーム、学生ルーム、カンファレンスルーム、解析室、情報管理室です。実験をする場合は実験室へ移動します。
  • 研究室の環境は?
    データを扱う研究室なので、PC台数は多い方だと思います。学生さんは共有のノートPCが10台程度用意があります。SPSSやSAS、Stataなど、解析に使用するソフトがインストールしてあります。試作用ミニキッチンも自由に使用可能で、学生はお昼ご飯をつくって食べてます。
  • 食事記録法
    食事記録法は、一定期間に飲食したものを、対象者に記録用紙を渡して記録してもらう方法です。 食べる前に食べるものを秤で量る秤量法、秤を使用せずに感覚的な大きさや重さ(目安量)や容器に記載された重量を転記するなどして秤量を行わない非秤量法、また、外食したものなど一部秤量できないは秤量せず、秤量可能なもののみを秤量する半秤量法に分けられます。
  • FFQ
    FFQ(食物摂取頻度法)とは食物摂取頻度質問票を使い、限定された期間内にどの程度の頻度で目的とする食品を摂取したかを尋ね、その 摂取量を推定する方法です。
  • 陰膳法
    対象者が摂取した食物の実物と同じものを用意し、化学分析を行い、栄養素摂取量を計算する方法です。
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